それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

C)私のこと-読んでみた

「アルツハイマーは治せる、予防できる」・・・のか、という本(その⑤)

そして、ここからがこの筆者が一番この本で伝えたかった部分、第6章になります。 ---------- ここで登場するカタカナは、 ・ネプリライシンと呼ばれる酵素。本書で最もキーとなる単語。一つの酵素の名称。・ソマトスタチンと呼ばれるホルモン。一…

「アルツハイマーは治せる、予防できる」・・・のか、という本(その④)

以上の用語をベースに、本書の内容に入っていきます・・・本書は7章から構成されていますが、この順番を踏襲せずに取り上げていきます。 ---------- まずは、アルツハイマー病治療法開発への道のり(第5章)→(第3章)あたりにかけて。 今ある薬は…

エーザイ、アデュカヌマブ、そして「アルツハイマーは治せる、予防できる」・・・のか、という本(その③)

今朝程から日本のメディアでも報じられたこの話題(↓) 8日午前の東京株式市場で、エーザイ株に買い注文が殺到している。米バイオ医薬品大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米国で承認されたことを受け、業績向上へ…

「アルツハイマー病は治せる、予防できる」・・・のか、という本(その②)

だいぶ間が空きました。前回に引き続き、2016年に刊行された「アルツハイマー病は治せる、予防できる」についてですが・・・ www.masakahontoni.com その内容に触れる前に、直近で起きた事があります。 2016年刊行のこの本には、日本の理化学研究所 神経老化…

「アルツハイマー病は治せる、予防できる」・・・のか、という本(その①)

この本は、理化学研究所 神経老化制御研究チームの方によるもので、2016年刊行。故に、いくつかのデータについては2016年刊行当時のもの、ということになる。 およそ認知症に関わる多くの書籍が触れている認知症の将来推計。 2025年に700万人・・・あれだ。 …

読んでみた・・・「認知症ケアのバリデーション・テクニック」

”バリデーション、認知症”・・・でググってみると; 「1963年、米ソーシャルワーカーのナオミ・フェイル氏によって生み出された認知症高齢者とのコミュニケーション技法。 主にアルツハイマー型認知症及び類似の認知症と診断されたお年寄りに用いられる。 認…

「パーソンセンタードケア入門」を読んで・・・⑤

「パーソンセンタードケア入門」について、は今回が最終となります。 特に、第13章「よいケアをしていくために、介護者は自分のことにも目を向けよう」については、それだけでもこの本を読んだ意味があった、至極納得した、そしてグサリと心にきた・・・。 …

「パーソンセンタードケア入門」を読んで・・・④

第6章 居心地のいい場所をつくるためのヒント 割愛 第7章 徘徊やおもらし、攻撃...認知症の「困った!」にどう対応すればいいの? 1.徘徊 やめさせようとすることは無意味。夜にかけて増えるのはなぜ?感覚に訴えるものが少ないから?仲間といることで安心…

「パーソンセンタードケア入門」を読んで・・・③

第5章 人生にもっとスパイスを 活動的であるということは、人間を人たらしめるのに大きな役割を担っている。毎日同じような日々を送らなければならないとしたら?何もせず毎週すぎていくとしたら?それは、生きているのではなく存在しているに過ぎない、長く…

「パーソンセンタードケア入門」を読んで・・・②

「認知症の介護のために知っておきたい大切なこと パーソンセンタードケア入門」を読み印象的だった部分、について書きとめておきたいと思います。 第1章 認知症にとらわれずにその人を理解することから始めよう 割愛 第2章 ひとくくりにしないで!一人ひと…

「パーソンセンタードケア入門」を読んで・・・①

ユマニチュード・・・フランス由来 バリデーション・・・米国由来 パーソンセンタードケア・・・英国由来 一時期TV等で紹介され話題となったユマニチュード。どのように母の症状が進行していくか予想できない以上、何某かの心構えになるのなら、それなら早い…

医者に歩きなさいと言われたら読む本、という本

誰に言われたわけではありませんが、手に取りました。 巻末の「エピローグ」に著者はこう記しています。 日本人の寿命は延びたといっても、要介護・要支援の状態になる期間が平均して約9〜12年。健康なカラダを維持したい、というのは誰もが願うこと。それを…

糖質過剰症候群・・・② <第3の糖尿病?アルツハイマー病>

個人個人で自らを管理することはできないのでしょうか? 時としてSNSで取り上げられた、 寿司屋でシャリだけを食べ残した、 天ぷら屋で衣だけ食べ残した、 ”ある意味”糖質?に神経質とも思える方々が、映える映えるとスイーツの食べ歩きなどしたり、”カロリ…

糖質過剰症候群・・・①

昨年秋頃に「減量」について書きました。 自ら目標としていた体重、BMIには達していますので、いかにそれを維持するか、そしてそれを維持したままさらなる改善(筋力、内臓脂肪等々)に今は注力しています。 そんな中、最近書店内を巡り並べられた書籍を見、…

「医師に運動しなさいと言われたら~」・・・ ②

寝てもとれない疲れ ◼️慢性疲労 回復には「睡眠」。睡眠時無呼吸症候群が原因の場合も→CPAP治療を 運動すると眠れるのは気分転換になるから 疲れているのに眠れない→交感神経に優位な状態が続いている→漸進的筋弛緩法(入眠しても途中覚醒、緊張・恐怖・怒り…

「医師に運動しなさいと言われたら~」・・・ ①

メタボ、ロコモという言葉が飛び交うようになってもう何年経ったでしょうか? 冷夏の騒ぎは何処へやら、すっかり酷暑の夏に様変わりしたこの頃ですが、朝夕その時間帯になると湧き上がるように家々から人々が出てきてジョギング、ウォーキング・・・その数の…

読んでみた・・・「誰も書かなかった老人ホーム」 その②

www.masakahontoni.com 介護保険事業の本質 いつまで経っても、入居ミスマッチが減らないのは何故か? 一言で言えば、正しい“今現在の“情報がないから。 周囲の経験談・体験談を鵜呑み。でも、入居者に一番人気があるHが悪口も一番多かったりする。 行政など…

読んでみた・・・「誰も書かなかった老人ホーム」 その①

「誰も書かなかった老人ホーム」 ただ、老人ホームの「選び方・探し方」が提示してある本ではないように私には見える。 (その必要に迫られた方の参考になる部分が無い、ということではありません。筆者はまえがきにこう記しています。有料老人Hに入居を検討…

家族の会

「認知症の人と家族の会」が発行する会報に”ぽ~れぽ~れ”というのがある。Pole Poleはスワヒリ語でゆっくりゆっくり、という意味らしい。 その中に、会員の方からのこんなお便りが掲載されていた。そのまま転載すること憚られる為、骨子だけ抜粋すると・・…

入浴拒否 ②

www.masakahontoni.com 先々週末~今週にかけ連続3回入浴されませんでした。ご本人は「傷があるのでお風呂に入ってはいけないと看護師さんに言われた」と言って拒否されたそうです。次回は、入浴出来る様あの手この出でチャレンジしたいと思います。 施設長…

老人ホーム初見学後、復習&予習・・・②

www.masakahontoni.com そしてもう一つ参考にと急遽調達した書籍がある。 「後悔しない上手な介護サービスの選び方【10のポイント】」 最近出版されたものらしく書店で目につき手に取った。パラパラとめくり目に飛び込んできたセンテンス・・即買いした理由…

老人ホーム初見学後、復習&予習 ・・・①

www.masakahontoni.com ざっとであれ、初めて老人ホームというものの内部を見た。全てのホームが類似などということは無いし、それぞれいい意味でも悪い意味でも異なる特徴・個性があるのだろう。 家に戻り、あらためて、あの「高齢者ホームの探し方」の内容…

205080・・・「誰も教えてくれない”老老地獄”を回避する方法」

先日、母を見舞うため 乗り込んだ新幹線の車中でこの↓ブログを目にした。 misapon.hatenablog.com 8050問題、8060問題、7040問題・・・数字は年齢だ。8050なら親が80歳、その子どもが50歳。子のひきこもり、そしてその親の介護、という問題・・・。 8050問題…

母転院で妹が・・・②

www.masakahontoni.com 最後に、母について言えば、最終的に母がお世話になるべき場所は、病院ではなく「施設」です。比較的リスクの少ない公的福祉施設の特別養護老人ホームが選択肢としてまずあげられるのでしょうが・・・難しいでしょう。 特養の特徴は;…

医療施設とタクシー

タクシー・・・乗りますか? 必要なら乗りますよね・・・乗らなくて済むなら(あたりまえですが)乗りませんが。 当たり外れ、ってありますよね。可もなし不可もなし、ならいいのですが、ちょっといやなドライバーさんだったら、外れちゃったな、とか。後悔…

怪しい雲行き

1月31日朝、突然舞い込んだ妹からのメール。 先程母から電話あり、昨日から本当似が来てるが朝いなくなった。まだ帰ってこないが そちらに行ってないか?警察にも連絡したが、親身になってくれない。妹さんのところじゃないかと言うので電話した、と言ってい…

”認知症「不可解な行動」には理由がある” を母の行動と照らし合わせてみる(後編)

夢を見た。 いつも朝までぐっすりなのに珍しい なぜかアーノルド・シュワルツェネッガーのトータル・リコールとおぼしき場面が霧の向こうに見える あたりに誰もいない中 自問自答している。 相手を確かにその人だと、何をもって人間は判断するのだろう 匂い…

”認知症「不可解な行動」には理由がある” を母の行動と照らし合わせてみる(前編)

今回は、この↓中で、 www.masakahontoni.com 日曜日が明けても私はもがいていた。蓄積された負のエネルギーは抜けることなくたまったままだ。このまま母にご機嫌伺いの電話でもかけようものなら、思いの丈を叫んでしまうかもしれない。本棚にある積ん読本を…

書籍;「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか?

新年から日記を書こうと決め、ほぼ日5年日記を購入してからあっという間に年が明け、本日元旦也。書こうと思った動機はただ”なんとなく”、そして年号も変わることにも背中を押された気がする。 「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか? こういう本がある…

”脳を最適化する ブレインフィットネス” - 資産としての脳管理

リタイア後の資金のために数十年間投資しても、そのリタイア後の人生を楽しむためになりよりも大切な脳の健康と認知力に投資せずにいたら、すべての努力が水泡に帰してしまうこともある。心臓、目、肺の機能性の低下をみんな嫌がるが、なぜ、脳という最も価…