希望は交互接種と、そう決めた。
大規模、集団と頭につく会場は避け、近隣で、ネット予約対応、かかりつけ枠のみならず一般枠も設けている・・・そんなクリニックを希望。
2箇所ほどに目星つけ、予約の入り具合をこまめにチェック、接種券の到着を待ちわびていた。
3回目の接種が中々進まない、いや、早く早くと言うが肝心の接種券が来ないじゃないか、どうなってるんだ、と最寄りの自治体窓口にクレームでも殺到したのか、
自治体によっては接種券なくとも接種を許可するところもあると聞こえ始めたそんな時、とうとう接種券が到着。
そういえば2回目までは、接種券(接種券番号)なくとも予約はできた。
結果、いち早く接種しようと二重、三重にあちらこちらに重復予約を入れる人少なからず、予約時間になっても当人が現れない、さぁ困った、急遽キャンセル待ちの枠設定なんていう事態が起きていた。
予約時に接種券番号の書き込みが必須となったのはそういった裏事情でもあるのだろうか?
システムが結ばれ、同一番号での重復予約不可能となればベストだが、この日本でそれができているのかはかなり怪しい・・・試していないのでわからないが。
でも、重復予約に対する一定の役割は果たせるかもしれない。
耳たこのそもそも論を繰り返せば、なぜ接種券が必要になるのか、郵送代、用紙代他諸々の膨大な時間・経費を費やしてまで・・・
・・・接種証明含め保険証番号で全て一括管理できるんじゃないの、なぜできないの・・・
・・・的な部分が国民皆保険制度を誇るこの国の、もやは巻き返し様も無い(?)現実なのだろう。
接種券を側に置き、目星をつけていたクリニック2箇所の予約状況をチェックしてみる。
ファイザーなら2月最終週の週末、モデルナなら3日後で予約を取れる。
”交互接種”+”受けるなら早いほう”がいい、ので3日後の午後の方に予約を入れた。
ここまでは至極順調、目論見通り。
そのクリニックは何年か前に受診歴があった。
サイクリング中に転倒し頭部を強打、ヘルメットはつけていたが念のためMRI検査を受けた。
受診歴がありその時の診察券が有る、ので「かかりつけ枠」で多分いけたのかもしれない。
夕方のクリニックはさほど混んでいなかった。
午後を休診としワクチン接種のみ、15分ごとの時間予約制としているせいか。
老年世代、いわゆる65歳以上と思われる方が多い。
その年齢層は昨年の6月、もしくは7月ぐらいには2回目接種を終えている方が多いと思っていたが、2月中旬のこの段階で接種者の大半が高齢者というのもどうなのか?
確か「予約が取れない」騒動で揉めていたのもその時期だったけど、関係あるのかな?
例によって回転寿司の如く椅子から椅子へ移動し接種は直ぐに終了。
(今日は帰ってゆっくりしよう、2回目の時は発熱があった、今回もそうなるかも。)
副反応が、熱が、痛みが、と「だけ」が大々的に伝えられての世間の状況なのかもしれないが、私自身はあまり気にしていない。
薬だろうがワクチンだろうが副反応はあるのだろう。
インフルエンザ用のタミフル服用でベランダから飛び降りるといった異常行動が問題になったこともある、それと比べるのもどうかと思うが発熱、痛みの類なら「私には」許容せざるを得ない範囲と思っている。
厄介なのは、副反応がどの程度か、どんな副反応か、は全て個人個人で異なる点。
短時間で起きるショック状態・アナフィラキシーもあれば、数日後に現れる反応もあると聞く。
人それぞれの熱、痛み、そしてアナフィラキシー等より重篤な副反応については特に、ただ騒ぎ立てるだけで無く「リスク」と名が付くものは全て数字と共に伝えて欲しい・・・けど。
その副反応は何%、何万人or何十万人中どのくらい・・・なのだろう?
帰宅。体調になんの変化も起こらない。
モデルナはワクチン量も半分だし、副反応もちょっとはマイルドということか?
就寝、そして早朝起床、いつも通り。
・・・そこで違和感。
前回は体がふわふわとした感覚だった。
それが、今回は逆に身体が重い、そんな感じ。
体温を測る。
37.0度、微熱といったところか?
きたのか?
この程度なら仕事もできる?
いつも通り夜明けまでルーティーンをこなす。が、明けたあたりから状況が変わってゆく。
身体が重い、重苦しい。
気分はすぐれない。何かしらおこるぞと身体がシグナルを送っているように思える。
予感に従順な私は、今日は一日休養と即決。
こんな時は寝るのが一番、とタイレノールを飲みベッドに倒れ込む。
眠りたい、が寝付けない。
気怠いのでわざわざ起き上がり何かをする気はない。
寝付くこともできず悶々とするうちに身体の重苦しさが増す。
いつの間に・・・。
体温は38.5度まで上がっていた。
こんな時こそ使ってみるかと、取り出したパルスオキシメーターは98%。
昼から薬をノーシンに変えていたが改善は見られない、同じ含量なのだから当たり前か?
この身体の重苦しさとの葛藤が夕刻まで続く。
介抱に向かったのは21時を回ろうかといった頃合い。
早朝に感じた予兆に始まり、苦悶の午後を経て、夕刻までほぼ一日中かかったことになる。
さまざまな情報こそ飛び交うが、その程度は人様々。
接種した翌日は休むつもりで備えた方が良さそうだ、となれば、ファイザーであれモデルナであれ、週末接種がまずはお勧めということか。