それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

A)母のこと-買ってみた

ヒッププロテクター

母は「寒がり」である。 入院する度に病室で必ず訴えるのは「寒い」、だ。 今回も術後すぐ、何度もそう訴え、看護師さんが湯たんぽを用意してくれたが、それでも「寒い」と横たわる身体をもじもじと動かしていた。 私が母を見舞いう際、大抵の場合母は車椅子…

ご機嫌伺い 18/10/28

毎週日曜日は、週"慣”ご機嫌伺いの日です。母のストレス発散/ガス抜きの足しになればと毎週日曜日に電話連絡をしています。 母が夜な夜なしかける電話による波状攻撃に耐えきれなくなり、シャットアウト作戦を講じて1週間が経過。その状況下での電話につき、…

母と塗り絵

実家の洋間の隅にあるこじんまりとした黒いピアノ。 母は時々思い出すようにそれを弾くことがある。 うまいわけではないが、それなりに小学校唱歌?を藁半紙調に日焼けた楽譜を見ながら弾きこなすことができる。 絵を描く、写経をする、音楽を聴く、等が認知…

付箋の術

このお彼岸に帰省して感じたのは、どうもこの1ヶ月ほどで、母の短期記憶の欠落がより顕著になったのでは、ということ。 「もしかしたら、物忘れを悩んでいるのかもしれないけど、悩む必要はないよ。むしろ、むやみに悩むこと自体が脳活にはよくないと思うよ…

線路はつづくよ、どこまで・・・

お彼岸には、土曜日に帰省、月曜日まで実家に滞在した。そして火曜日には例の包括さんとの約束がある。 火曜日と言えば、母にとっては「決戦は火曜日」の日だ。脳活教室に通う(といってもまだ1回だけだが)母に、初めて渡されているというパンフレットを見…

役に立ったのは、ホワイトボード

もしやMCI(軽度認知障害)では?と思い始めてから、これはどうか、あれはどうか、と様々な「身の回りのもの」を購入し、母に送ってきた。 が、正直、ほとんどのものは役に立たなかった。 いや、正確に言えば、母がそれを使ってくれなかった、ということにな…

食生活と母

歳をとれば食が細くなる(多分)。 たくさんは食べれないけど、いや、だからこそ? おいしいものが食べたい。 「何か食べたいものある?」 「そうね、何かおいしいものがいいね」 「おいしいものって、例えば?」 「・・・」 そんな会話を何度繰り返しただろ…