寝てもとれない疲れ
◼️慢性疲労
- 回復には「睡眠」。睡眠時無呼吸症候群が原因の場合も→CPAP治療を
- 運動すると眠れるのは気分転換になるから
- 疲れているのに眠れない→交感神経に優位な状態が続いている→漸進的筋弛緩法(入眠しても途中覚醒、緊張・恐怖・怒りで心拍数増大・偏頭痛・肩こり・腰痛・腹痛、呼吸が苦しく感じる、免疫力低下を感じる)
*漸進的筋弛緩法の例(出処 大阪府「気軽にリラックス・pdf」)
◼️抑鬱状態
- 運動は投薬と同じくらい効果有り
- 運動→血行改善→セロトニン、エンドルフィンが多く分泌。自律神経の働きも整えられ、交感神経・副交感神経のバランスがとれる。
- 一定のリズムを刻むような運動→セロトニン分泌→夜間にセロトニン材料とするメラトニン分泌→眠り誘導・質の高い睡眠(セロトニンはアミノ酸/トリプトファンから作り出される。タンパク質をきちんととる食事が大切。)
- 抑鬱状態の前兆は肩こり
自律神経が乱れると体と心に不調をきたす
・不眠、イライラ
・PMS、更年期不調
・疲れ、だるさ、冷え
・免疫力の低下
・便秘、太りやすい
久しぶりに運動する人が陥る落とし穴
✔︎基礎体力の低下
- 運動していない人の筋肉量は年1%づつ低下=サルコペニア、心肺機能も低下
- 反応能力・敏捷性は加齢とともに衰える
- イメージ通り動くには筋力・心肺機能取り戻し、体重減らすことが近道→ランニングが最も有効
✔︎いきなり前屈・アキレス腱伸ばしは絶対NG
- 久しぶりに運動した人がケガをするのは、運動の準備段階にある
- 「立った状態で前屈」がもっとも危険!
- 静的でなく動的ストレッチもしくは軽いジョギングが有効
✔︎ほおづえ・腕組みは筋力低下のサイン
✔︎マッサージでは根本的な原因は解決しない
ぽっこりお腹は運動で?
✔︎腹筋運動をしてもぽっこりお腹は凹まない
- ぽっこりお腹の原因は内蔵脂肪→有酸素運動
- 有酸素運動で効率よく脂肪燃焼させるためには→筋肉量(下半身)
✔︎極端な食事制限より、筋肉量アップを
- 間違った食事制限→筋肉量減少→基礎代謝量減少
✔︎極端な炭水化物制限に注意
- 糖質不足→糖新生(脂肪・タンパク質/アミノ酸材料に主に肝臓でブドウ糖を生成)が始まる→ケトン体産出→血液中ケトン体増加=体に害及ぼすケトアシドーシス状態に
- 炭水化物制限する場合、ケトン体増えすぎぬよう糖質量70~130g/日が望ましい
✔︎タンパク質をしっかり
- 加齢につれてタンパク質摂取量を増やす。ササミ、マグロ赤身、鶏卵、牛乳等
- →筋肉に合成するには、ビタミンB群等の栄養素も必要。玄米などと一緒に。
✔︎汗をかいても脂肪は燃焼しない
✔︎体温上がりすぎは脂肪燃焼の妨げ
✔︎危険!運動後のビール
✔︎1ヶ月で体重3Kg以上減、は「失敗」
- 体脂肪率を目安に
✔︎1ヶ月で凹むお腹と凹まないお腹(内蔵脂肪型と皮下脂肪型)
- 内蔵脂肪型ー筋肉量多い人、少ない人→とにかく有酸素運動
- 皮下脂肪型→有酸素運動+腹筋運動
ウォーキングを習慣化して健康な体を
✔︎散歩感覚では効果なし?
- ある程度の強度が必要・散歩の延長線上ではダメ
- 強度=距離・時間・歩数ではない
- 運動強度を高める広めの歩幅とは;
150cm 67.5-75
160cm 72-80
170cm 76.5-85
180cm 81-90
- 時間をかけて少しづつ
- ウォーキングの強度は心拍数で見る
- 主観的運動強度(RPE)x10がおおよその心拍数
最大心拍数(220ー年齢、加齢とともに減少)から目標心拍数を割り出す
最大心拍数の何%を維持して運動を行うか=目標心拍数
40歳の予想最大心拍数180/分、50歳170/分
脂肪燃焼目的のウォーキングなら目標心拍数=最大心拍数の60~80%
同年齢でも個人差 ベースとなる安静時心拍数も異なるカルボーネン法;
50歳、安静時心拍数(起床直後に計測)80、運動強度60%のウォーキングなら、
目標心拍数=(220-50-80)x0,6+80=134
(同年齢でも安静時心拍数60なら、目標心拍数は126)
適切な心拍数管理でウォーキングも立派な心拍トレーニングに。
ちょっと面倒という方は「カルボーネン法 計算」でググると計算してくれるサイトがいくつかあります。貴方の年齢、安静時の心拍数、希望する運動強度を入力するだけです。例えばこちら↓のKe!sanというサイト;
✔︎ウォーキングの疲れをとる静的ストレッチ
- ウォーキングに特別な準備運動はいらない
- 準備運動よりクールダウンが大切
トレーナーが実践する食事術
✔︎極端な健康法に要注意
- 極端な糖質制限、食品は生で、牛乳は飲むな・・・等々、○○は食べない、△△しか食べない等、は危険
✔︎脂肪燃焼食品の効果は?
- 有酸素運動の方が遙かに効果が高い
✔︎筋繊維修復にはタンパク質、タンパク質吸収には成長ホルモン
- 運動後2時間(特に筋トレ後)成長ホルモンが多く分泌
- バランスのよい食事と適度な運動が、健康的な体を手に入れる近道