施設に入りまもなく半月が経とうとしている。
言葉の端々に時として、
(実家の所在地XXでなく、自らの生家のある他県YYに入れ替わってはいるが・・・)
「私はもうYYには住めないのかねぇ」
と、遠くを見るような目でつぶやいてみたり、
相変わらず、
デイサービス用のバッグに、身の回りの中から”思いついたもの”を詰め込み、実家の住所と施設の住所をメモ書きした紙片を忍ばせていたり、
そんなことが続いてはいるが、一頃から比べれば落ち着いてきたように見える母。
朝デイサービスにニコニコしながら出かけていると施設長から聞いているが、私との会話の中でその話題が出てくることはない。
意図的に、ということではなく、短期記憶の衰えによるものだろうと私は思っている。
私も歳をとった、を繰り返す母に、
でも、毎日沢山の似たような人達と会っているでしょう?
と話を振っても、”具体的には”思い浮かばぬのか あんな人がいたこんな人がいたというような会話には発展しない。
母がお世話になっております。真坂です。
母を見舞った折、両太もも裏側が少々痛いともらしておりました。
サービス担当者会議でも出ていた話題ですが、再度同じような状態になっているようです。
筋肉痛の類いかと思い、デイサービスを頑張っている勲章のようなもの。筋肉が刺激を受けている証だよ、ととりなしましたが、訴えておりましたこと自体はお知らせしておいた方がよろしいかと思いご連絡致します。
すぐに治ってしまうかもしれませんので、対処等につきましては現場のご担当者方々におまかせいたしますので よろしくお願いします。
今日、整形外科受診に付き添いました。傷の方は順調に回復しているそうです。
薬が効いてきたね、と医師からのコメントがありました。
大腿部裏側の痛みですが、あわせて先生にお伝えしたところ、来週も引き続き痛みがあるようなら、レントゲンを撮って検査をしてみましょう、という事になりました。
リハビリで使用している機種によっては開脚などしたりするのでその疲労もあるかもしれないと思い、リハビリのスタッフに確認しましたが、そのようなストレッチは実施していないということでした。
動き回りによる筋肉疲労かもしれません。
前回、太もも裏に同じような痛みを訴えたのは、K病院で丁度車椅子から歩行補助器を使っての2足歩行に移ったときでした。
車椅子を使っていたときは、右肩に少々痛みがあるとも訴えたことあり、それは慣れない車椅子を操った故の筋肉痛であったと私は思っております。
その後2足歩行に移ったことでそれまであまり使っていなかった両足太ももの筋肉を使うことになったため、同様の理由で筋肉痛になったのではと思っていました。
結局前回は、数日後にはその痛みも癒え、母の訴えもなくなりました。
負荷をかけすぎるのも、逆に極端に全く負荷をかけないのも、それぞれに長短あるのかもしれません。
「では足が痛くなるからデイサービスは行かない」、といった安直な口実に (性格的に母にはそういう部分があります) なってしまっては、元も子もないことになり、延いては肉体的・精神的な衰えがかえって進んでしまいかねないと危惧されますので、様子を見ながら現場でそれとなく対処頂くところに期待したいところです。
(あくまでも筋肉痛であれば、の話になりますが・・・)
先々週末~今週にかけ連続3回入浴されませんでした。
ご本人は「傷があるのでお風呂に入ってはいけないと看護師さんに言われた」と言って拒否されたそうです。
次回は、入浴出来る様あの手この出でチャレンジしたいと思います。
入浴拒否 ②へつづく
年を重ねるごとに筋肉が減り歩く速さが遅くなる。次第に身体の活動水準も低下する。
高齢者の衰弱はそのまま介護に向かう状態と考えられてきたが、運動や食事など積極的な対策によって予防や回復が可能と受け止められるようになってきた。
日本老年医学会が2014年に「フレイル」という考え方を提唱し、従来の衰弱に対する見方が変化し始めた影響が大きい。