それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

イヤな予感

金曜日、包括さんと。

 

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歯の治療でお休みはありましたが、脳活の集いの方は2回出席されております。11月最終週でそちらの集いの方は修了証書授与をもちまして卒業、となります。そのため、デイサービスの方へ現在お誘いしております。
ご紹介したのは2件。
1件目は、B通りにあるビルの2~3階にあり作りもきれいです。もちろんエレベーターがありますので、カートのまま不自由なく入れるかと思います。入浴サービス必要ない場合でもOKです。活動内容としてはレクリエーション的なもので、ゲーム、ピンシャン体操的なものが中心です。参加されている方は”様々”な容態、同じような年齢の方々、女性が多いようです。ただ昼食につきましては、メニューの中からその日その日で個々オーダー頂き外部から搬入する形態です。
2件目は、H神社そばにある施設で、平屋建てです。こちらは学校形式で1時限、2時限、といった風に時間割に沿って過ごしていただく形。授業と言っても、中身は、やはり体操とか、口腔ケアについてとか、健康維持・機能維持を目的とした、活動が中心となっています。お昼は”給食”形態で、皆さんで同じものを食べていただきます。希望すれば給食当番、にもなれる、といった工夫もあるようです。こちらの施設に通われている方々は、比較的お元気な方々がほとんど、のようです。
両施設共に、送迎あります。お母様の場合は、「これからお迎えにいきますよ」と電話の上伺うのが、万一お忘れになっても確実ですので、そのように、と考えています。

 

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私も現在週一で通っている集いが今月終了と伺いましたので、度ごとに”週1では少ない”、”週6引きこもりは問題だ”、”私の住まい周辺のお年寄りは毎朝のようにお迎えが来てデイサービスに行っている”と伝えてはいます。これまでのところ特段の反発なく、”そうだねぇ”と肯定的にも聞こえる返答でした。

 

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先日お伺いしたときも、他のお年寄りはみんなどうしているの、顔を見かけないけど、とおっしゃっていたので、「皆さんデイサービスに行ってますから」と行っちゃいました。

 

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そうですか、よろしいと思いますよ、言って頂いて。ところで、店屋物を注文する施設の方は、昼食料金は頼むメニューにより違うのですか?また、両施設の昼食についてですが、高齢者用にやわらかめに調理してあるとか、そういう配慮はされている、もしくはしていただけるのでしょうか?

 

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店屋物の方は全て一律料金で、メニューによって料金が異なることはない、と思います。調理上の配慮もしてもらえるとは思うのですが・・・。

 

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女性が多くてということであれば、包括さんとしてはB通りの方がお勧めですかね。

 

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いいえ、私としては、H神社そばの施設の方がよりお勧めです。通われている方々皆さんお元気な方々ばかりなので。
お試しもできますので、どちらか片方でも、あるいは週頭と週末それぞれでも結構で両方見て頂いてもかまいません、そのあたりお含み置きの上よろしくお願いします。

 

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わかりました。ただ、ああせいこうせい、と畳み掛けると思わぬ反発をということもなきにしも、なので、それとなく聞いてみます。

 

数時間後・・・・

 

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あの後、お母様から電話がありまして、
「歯が抜けて胃の調子が悪くH医院へ通院している、先生からも余り無理をしない方がいい、と言われている。誘ってくれて申し訳ないがB通りの施設へは行かない。友人のAさんにも断りの電話を入れた。」と。
今後もデイサービスなど、定期的にお誘いの連絡はさせて頂きますが、強制はできないためご本人の判断となります。遠方にお住まいのためもどかしい時も多いかと思いますが、お子様方のご協力があれば支援につながる可能性もでてくると思います。その際はご連絡頂ければ、対応させて頂きます。

 

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-でるか、ちゃぶ台返し -

 

包括さんとのやりとりの中で?と思ったのが2点。

  • 母が包括さんに伝えた断りの文言中、突然出てきた友人Aさんの名前。Aさんも絡んでいるのか?
  • その母の断りを受けての包括さんのメッセージ中の、”お誘いの連絡はさせて頂きますが”、”お子様方のご協力があれば”、”ご連絡頂ければ”、といったフレーズ。これは、「包括としてはこれ以上は手が打てません、後はよろしく。」ということかな?

 

歯が抜けて胃が悪い、というのも、理解しがたい話なので、実際のところ母の真意がどこにあるのか?果たして案ずるより生むがやすし、となるのか、あのとき(=物忘れ外来受診失敗)の再来となるのか、は予測不可能。

(私も、誰に似たのか、心配性気味なところがありますので、案ずる程でもなかった、という可能性もあるのかも)

 

f:id:masakahontoni:20181124193458j:plainこの包括さんとのやりとりが木曜日。正直、この金・土、あまり心健やかではありませんでしたが、日曜のご機嫌伺いでそれとなく真意を探ってみましょうか。

そんなわけで、この週末は暗雲立ちこめた曇り空。

 

こういうときは、”あの時”からそう思うことにしましたが、母の未来は母が決めるのだ、と自らの心を納得させることにしています。

認知症の疑いあり受診しようとしても拒否する、そんなときは、それとわからぬように、とか、だれでも受ける簡単な、とか、さりげなく事を進めたらどうか、というアドバイスも目にし耳にしあの時も臨んだのですが、それは、現状の母には効かない手なのです。窓口まではたどりつけても、そこからはごまかしようがないから。


母の未来は母のもの、それを決めるのは母。本当のところ私にとってもどかしいことは、その結果がどうなるであろうかには露ほども当人は気をやることなく、そっくりそのままやがては丸投げされてくるのだろうこと。

いずれにせよ、これも一つの分岐点なのかもしれません。何かが速まるのか、いや、案ずるより産むが易しとなりそれを先送りできるのか、の・・・。