それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

コロナ禍でもフィットネス①:フィジカル

先日TV番組をぼーっと眺めていたら、松平健氏がRIZAPで減量成功云々の報・・・

今時は60過ぎたくらいで「高齢者」とはとても呼べない、いや、無神経にそう呼ぼうものなら「失礼な!私はまだまだ若い」と反発がきてもおかしくない。

シニア世代はもとより、一億総健康志向となっていたところへ コロナ禍でフィットネス・ジム、クラブ等には行けない、外に出るのも時と場所によっては憚られる・・・

f:id:masakahontoni:20200814163632j:plainとは言え、家に籠っていれば体調が崩れる、体重が増える、筋力が衰える、精神的にも萎える、そして多分、脳力も衰える(使わなければ衰えるのは筋力も脳力も同じ、と私は思う・・・)可能性さえある。

 

そこで・・・

 

■フィジカルなフィットネス(屋外

 

f:id:masakahontoni:20200814162724j:plainコロナ等とは関係なく以前から 軽めのジョギング、ある種のウォーキングは、ジムへ行かずともできる手軽な有酸素運動の一つである事は間違いないのでしょう。

敢えて「有酸素」と加えたのは、それが脳にとっても重要なことと受け止めているからです。

コロナ禍当初、ジムでのクラスター発生が多く報じられ、その後対策が取られてはいるものの、日常の周辺環境とは異なる空間内でのアクティビティであることに変わりなく、最近では更衣室での感染が散発的に起きている様です。

 

思い起こせば、私自身がジム通いをしていたのは、コロナのコの字もなかった遥か昔のこと。

仕事の後一汗流すというのは爽快、身体にもイイ、入浴もできればサウナもある、それは確か。それが日常化してしまい自宅で風呂に浸かるということがほぼ無くなる程毎日の様に通っていました。

が、そもそもジム通いを始めた理由は別にありました。

f:id:masakahontoni:20200814164040j:plain体力(若さ?)に任せ連日の激務もなんのその、暴飲暴食を繰り返し、ふと気が付けば三桁にとどこうかというところまで身体が膨らみ腰痛に悩まされるに至ってしまったからです。

それでも やったなりの結果はでるもので、30キロ近く体重も落ち、腰痛も一時の状況から脱出することができました。それでも、一旦習慣化してしまったジム通いは続いていましたが、時が経ち、ふと思ったのです。

毎月万という出費を続けなくとも、ジョギング、ウォーキングの類でも良いのでは?と。

筋トレだって基本的な事なら自宅でできなくもない。なんだ、「タダ」でできるじゃないか、と。

 

そして今この時、コロナ禍の中、あらためて思うのです。

容易に行えるフィジカルなフィットネスでお勧めは今でもある種のジョギング、ウォーキングであることに変わりはないのだろう、と。

「どう」行うのかはものの本が様々出版されているので参考にされるのがよろしいかと思いますが、大切なのは「無理する必要はない」という事でしょうか。「ツボを外さず」マイペースで良いのだと思うのです。

www.masakahontoni.com

 

■フィジカルなフィットネス(屋内

 

そうは言っても、一途に肉体を鍛えるためだけが目的のジム通いでなく、知り合いと和気藹々アクティビティを楽しむ、皆と一緒に、連帯感の中で、というのが大切なんだ、そういう声もあると想像します。 

一人で、よりは、集団の中で、の方がやる気も出るし、それに一人じゃ続かない、飽きてしまう、モチベーションが落ちる。

わかります。

f:id:masakahontoni:20200814164521j:plain「群れる」(悪い意味で使っているのではありません・・・)ことへの欲求、「群れる」ことでの安心感、人の心からその意識を取り去る事はできないのでしょう。

でも、この「群れる」というのが、コロナウィルスの大好物で、願ったり叶ったりの最高の活躍の場、という困った事実を突きつけられている今、そこのところはよくよく考えて、覚悟を持って密な世界には臨む必要があります。

ジョギング、ウォーキングと言っても屋外である以上 全天候型のアクティビティではありませんし、それだけを黙々と続けるのもちょっとムリ・・・というのなら、ステイホーム中に自宅・屋内でできるフィジカルなアクティビティもあります。

 

・リングフィットアドベンチャー

f:id:masakahontoni:20200813132609j:plain(まさかの?)TVゲームです。最初にあげることに特段の意味はありません。

が、このゲームソフトなかなか侮れない内容です。初心者から上級者までレベルを選択できるのが救いですが、上級者レベルをクリヤーするのは「肉体的に」相当大変というのがもっぱらの評判。

ソフトの呼び名にアドベンチャーとあれども、フィジカルなアクティビティーを求める向きに、期待を裏切る様な内容ではなく、それも手伝ってか一時は入手困難なソフトでした。

ただし、ニンテンドーSwitch本体を所有していること(現在でも入手は簡単ではない)、屋内にヨガマット程度+αの自由なスペースが確保できること、の二つの前提条件をクリヤーする必要があります。

www.nintendo.co.jp

 

・トランポリン

以前ブームになったこともある(らしい)トランポリン。

f:id:masakahontoni:20200813133548j:plain飛び跳ねるだけでしょう?と侮ることなかれ。こちらもレベルに合わせたメニューがジムなどでは組まれており、内容によってはかなりの運動量になります。が、軽めのものが有酸素運動としては適当です。

30分ほど行うとかなり息が切れます(私の場合)

無理なく始められる程度のメニューなら、YouTubeに様々な動画が上がっているのでジムに行く必要はありません。

トランポリンの購入が必要(家庭用はさほど高くはありません)なこと、そのトランポリンを置くスペース+αが必要なこと、が前提条件。

そして大切なことがもう一つ、「全くの」初心者(=普段あまり体を動かしていない人)が突然始めるとトランポリンの外に飛び出してしまい怪我をする危険があるため、(特にシニア世代は)注意が必要です。


Rebounder for Weight Loss Workout: BeFiT Trainer Open House- Lauren Roxburgh

↑これはビギナー用10分余りのメニュー例ですが、これでもかなり汗をかくと思います。英語版ですが言葉わからずとも見様見真似で十分な内容。この程度でも指導者の息づかいが”それなりに”荒くなっていることに注目・・・。

 

・オンラインフィットネス

コロナ禍で前面に出てきたのがこれ。

ジム会員だけど、以前のように皆集まって、というのはチョット、という状況の打開策として動画をアップするレッスン業者、ジムが増加。そして、ジム、という施設をもたずオンラインに特化する業者も既に出現。

基本有料、というのが一つのハードルとも言えますが、そこにこだわらなければ環境は整いつつあるように見えます。

f:id:masakahontoni:20200814115758j:plain今月からオンラインでの公開を始めた日テレ傘下のティップネスが始めた「トルチャ」に無料セミナーがあったので(先週月曜日に)私も体験してみました。

題して「なかやまきんに君とはじめよう!やさしい筋トレ生活」・・・これ、”世界一浅いスクワット”といった、筋トレというよりは ゆる~いストレッチを組み合わせた内容でした。

それでも複数の”ゆる~いストレッチ”の組み合わせを繰り返すことで、軽く汗ばむ程度の効果があり、シニア世代でもこれなら無理なく楽しくできるのでは?というメニュー。

他、様々なレッスンが既にアップされているようですが基本有料、内容も女性向けのものが多いように見えます。ヨガ、ストレッチ、そしてアレコレ色々気分で選べる、試すことができる、というのが逆に継続につながる、継続してもらえる、というコンセプトなのかもしれません。

f:id:masakahontoni:20200814165515j:plain一方で、ヨガのみといった、特化型オンラインレッスンを行う業者もあります。その配信サービスの形態も、双方向、単方向、業者により色々異なります。

双方向なら所謂テレワーク型・ライブレッスン。双方向でないとやる気が出ない、一体感が感じられない、という受講者ならこちらの方が好まれるのでしょう。

単方向ならオンデマンド、撮りためられアップされた動画を都合のよい時間に見られる、というのがウリ。

どちらを選ぶかは人それぞれ。いずれにせよ受講料は発生します。

(時節柄、注目を集めている分野だけに個人から大手まで乱立状態にあるように見えます。大手は宣伝費を積みアフィリエイターによる「お勧め」記事がネット上には多く見られます。

「お勧め」が多いから、少ないから・・・と自らの使い勝手に合う合わないはリンクしないかもしれません。運営母体、経営者のバックグランド、支払い方法等々納得できるかどうか、はチェック必要かもしれません。)

 

・筋トレ

果たして筋トレなのかはともかく・・・このブログの性格上、敢えてあげておきたいものがあります。

それは握力です。

握力が低下するとADLの低下にもつながる

 日常生活動作:ADLは、日々の生活を営む上で不可欠な基本的行動への指標です。食事や排せつ、入浴などの日常的な動作には複雑な動作が組み合わされているケースが多いのですが、握力が低下していると次のような動作が困難になります。

・重いものを長時間持てない(買い物など)

・瓶やペットボトルが開けられない

・ひねるタイプのドアが開けにくい

・物をよく落とし、壊す

・食事を摂るのが難しい

握力は健康な人でも40代前後には大きく低下する傾向にあります。なんとなく握力が低下したと感じた段階で、なるべく早くからリハビリを行うことが不可欠です。

握力の低下は「心臓病」などの発症の目安にもなる

 病気によるマヒやケガの後遺症がなくても、加齢により握力は低下する傾向にありますが、病気のサインや発症リスクの高まる要因としても「握力の強弱」が注目されています。

出処: 握力が低下したときのリハビリ方法とは?|御所南リハビリテーションクリニック

要支援、要介護の状態にあるのなら療法士さんのメニューに沿ったリハビリが必要です。 「失礼な!私はまだまだ若い」と自信満々の方なら、その握力維持に今から努めておくべきです。

 

握力の平均値は年代によって異なり、一般的には男子は35~39歳、女子は40~44歳でピークに達し、その後加齢に伴い低下します。

60歳以上の中高齢者の握力の平均値は、60~64歳男性42.85kg女性26.31kg、65~69歳男性39.98kg女性25.20kg、70~74歳男性37.36kg女性23.82kg、75~79歳男性35.07kg女性22.49kgとなっています。

出処: 高齢者の握力測定 | 健康長寿ネット

あなたの握力は何Kgでしょうか?

握力維持のための一般的トレーニング は簡単です。TVを見ながらテニスボールをにぎにぎするだけでも効果はあると思います。

f:id:masakahontoni:20200814173721j:plain100均のハンドグリップでも勿論OK。

握り幅や負荷強度を個々に合わせ調整できる便利なタイプも存在します。

 

そして、他にも勿論 自宅で可能な 地味な?筋トレがあります。 

f:id:masakahontoni:20200814174050j:plainいわゆる腕立て伏せ、腹筋、です。ヨガマット程度のスペースが必要になりますが、全くお金をかけずにできる筋トレになります。

効果的に行う為、仮にプッシュアップバーや腹筋ローラーをそろえるとしてもそれらのツールは安価です。

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本格的な自重トレーニングとしてサスペンショントレーニング(↓)もその気になれば自宅に導入できます。

が、専用のトレーニングキットを購入しなければなりませんし、あくまでも上記のような簡易的なものでは飽き足らない方専用になります。

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次回はブレイン・フィットネスについて・・・

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