それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

高齢者施設見学 ②

 

www.masakahontoni.com

 その後施設内で、空室となっているそれぞれの部屋位置を現場で確かめる。私からの希望は2つ。

  • 部屋からトイレまでの行き来が容易いこと(視空間認知能力が衰えているため)
  • そのトイレまでの動線上にテーブル・椅子などの障害物がないこと(食堂を囲むように各部屋が位置しており、テーブル・椅子の間を行き来するようだと転倒リスクが上がると考えたので)

施設Aは住居型有料老人ホームで、居室の配置はニット型となっている。

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kaigo.homes.co.jp

www.sagasix.jp

 

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となると、候補はこちらとあちらの部屋ですね。トイレがすぐ近く、というのであれば、例えばあちら、すぐ横がトイレになります。もう一つ、こちらですと部屋を出てまっすぐ歩いて左がトイレ。


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夜間の用足しが不安ということならポータブルトイレを考える、というのもありますが、夜間は夜勤の者が見守っていますし、行き帰りの介助もできます。ただ、あちらの部屋はすぐ横がトイレで入居者には便利ですが、夜勤の者がいる部屋からは死角になります。

 

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ポータブルトイレは基本的にはレンタルでなく買取、となりますが、しばらくの間限定でならK病院のものをレンタルで、という手が打てるかもしれません。

また、現在念のため夜間はポータブルトイレとしているのを、夜間でもそれを使わず自らトイレへという準備・トレーニングをK病院の方で行ってもらうこともできると思います。
死角で見守りに、ということであれば離床センサーをつけるということも可能ではありますが・・・

 

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わかりました。それでは持ち帰って検討後ご返事いたします。あとは方角ですか・・・認知症の人には朝晩の区別がつきやすい東側が良いと聞きましたが、方角は・・・

 

f:id:masakahontoni:20190503183506j:plainあちらトイレ横の部屋が西向き、こちらトイレまで直線の部屋が南向きです。

 

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わかりました。そちらも少々考えさせて頂いてから、ご連絡いたします。

 

一通りの面談終え、ちょうど良い機会なので、K病院併設の老健にあるデイサービスの現場にも立ち寄らせてもらう。

 

f:id:masakahontoni:20190507123207j:plainすでに夕方近い時刻となり、玄関前には送迎用の車が駐車し、そこへ参加者が乗り込もうとしている最中だった。

杖をついてる人、歩行補助器を使っている人、車椅子の人、様々な人が見て取れる。その横を通り抜け、サービスが行われている部屋を見せてもらう。

第一印象は、「広い」・・・先ほどがデイ専用の一部室だっただけに、というのもあるが。
f:id:masakahontoni:20190507123421j:plain部屋、いや広間と呼ぶほうが適当なその場所にはまだ数人が席に座り話に花が咲いている。賑やかだ。

こちらの方がいい。

そう直感した。

 

K病院事務所に戻る前に、居宅支援事業所を訪ねケアマネージャーさんと契約を交わす。

 

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先日はお母様のことについての説明書きを頂き有り難うございました。とても参考になりました。

 

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とんでもありません。何かのお役に立てばかえって助かります。

 

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先ほどのポータブルトイレですがどうされますか? また、離床センサーもおつけすることは可能ですが、その分料金がかさんでしまいます・・・。

 

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そうですね、直近の状況では歩行補助器を使えば一人で夜間でも用を足せる状態にあるようなので、まずはポータブルトイレをおかずに様子を見る形にしたいと思います。

トイレまでの動線上に障害物がなく、管理室から見渡せる位置にある部屋なら、大丈夫ではないかと期待したいところです。

離床センサーの設置も無し、ということでお願いします。

 

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わかりました。介護保険・調査面接の結果が判明しましたらご連絡下さい。すぐにケアプランの作成を行います。

後日、その介護保険証と負担割合証をご持参下さいますようお願いします。

 

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(負担割合証?あったかな・・・これはまた再発行かな・・・?)

 

f:id:masakahontoni:20190507121748j:plain実は現在の介護保険証も今回の骨折で急遽役場に赴き窓口で再発行してもらったもの。

何を何処にしまい込んであるのか、母自身が”わからない”・・・そんなものを探し出すのは難しい。

正直、家中の引き出しをひっくり返すより、窓口で再発行してもらった方が早い。但し、遠距離なりの交通費と時間を費やすことにはなる。

親に関わる様々な書類・証明書が何処にあるのか、親が元気なうちから把握しておく、というのが、超高齢化社会に突入した今時においては基本のキなのかもしれない。

 

高齢者施設見学 ③へつづく