それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

頼ったのは、地域包括支援センター 2018/08/27 朝 (その1)

f:id:masakahontoni:20180828183114j:plainこうだったらどうしよう、ああだったらどうしようと、昨晩少々考えを巡らし、この日早々に行ったのは、該当の地域包括支援センターへのTEL。

 

 

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainXXに住む真坂の長男ですが、母のことで相談したいことがあり お電話しました。1年余り前、骨折の折り一度相談に伺ったことありますが、その後(これこれしかじか)のような状況の中、実は昨日(これこれしかじか)のようなとりとめない連絡があり心配しています。
認知症ケアパスというサービスがあると聞き、その辺も含め今後どうしたらよいのか、何かサポートいただける面があるのか、ご相談したく電話しました。

 

f:id:masakahontoni:20180828172632p:plain認知症ケアパスについては、認知症診断という点では、あくまでも所定の病院で診断を受けて頂くしかないので、もしそのような意味で出張診療・自宅診療を期待されるというのであれば・・・

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plain骨折入院→退院時にも母の物忘れが多くなり、物忘れ外来受診させようとしましたが、頑なに拒否されまして。介護サービスも認定は受けたものの、骨折後のリハビリに少々利用しただけで・・・。もし、認知症ケアパスなるものが、結果として物忘れ外来受診につながるような継ぎになればな、というのが私の思いです。

 

f:id:masakahontoni:20180828172632p:plainあくまでも検診の一部だよ、といった形で本人に受診を促すような方法はいかがでしょう?

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plain実は、1年前にも、物忘れ外来受診の紹介状を書いてもらった時 看護婦さんとも相談し健康診断の一部、誰でも受けている、といった方向で初回受診にこぎつけましたが、問診など受けた後、ではいついつにSPECT検査等々をやりましょう、と予約を取った後、帰宅してから態度が一変、結局それで終わってしまった経緯があります。

 

f:id:masakahontoni:20180828172632p:plainそうなんですか。それでは、どうでしょうか、まず私がお母様を直接訪問し、同地域の一人住まいのお年寄りを訪問している担当者として、色々、女性同士なら話せるかもしれない事もあるかもしれませんし、お話を伺いながら、関係を築きながら、その上で、状態、状況を見ながら段階を踏んでいくような方向は?

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainそうですね、いままで、すぐそばで様々な集いが設けられているのに参加せず、何の介護サービスも利用せず、全くの引きこもり状態で、それを何とかしたい、そういう大きな悩みがあることも事実です。昨日のこともあり、今日は急遽そちらへ向かうところですが、その辺り含め包括センターの方へご相談にお伺いしてもよろしいですか?ご都合はいかがでしょうか?

 

f:id:masakahontoni:20180828172632p:plain今日は事務所におりますので、午後X時ぐらいまでなら大丈夫です。あるいは、どうでしょう、今日私がお母様のところへお伺いする、というのは?
息子様に言われて参りました、という形ではなく、いつも周辺のお一人住まいの高齢者を見回っている者です、今日は近くまで来たので、という形で?

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainそうですね、是非そうしてください。

 

 

f:id:masakahontoni:20180828172632p:plainそれでは、Y時頃伺いますので、大丈夫でしょうか?

 

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainはい、大丈夫です。それでは後ほど・・・。

 

 

夕方頃実家に入る予定でしたが、新幹線利用に変更、途中実家そばのスーパーでアイスクリームと冷飲料を買い、約束の30分ほど前に到着。(アイスクリームは母用。それでも食べれば情緒が安定するのでは、という目論見。冷飲料は、包括さん用に。)

そして実家に到着。どんな顔つきで出てくるのか・・・変な相でも出てたらどうしようか、まで一応心において呼び鈴を鳴らした・・・
いつも、と言っても、お盆に帰省した時、と比べ疲れがでているかな、といった表情で母が出てきた。

アイスクリーム買ってきたよ、と言いつつ中へ入り、一頃会話をした後、

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plain母さんの骨折騒動で退院後のリハビリをどうするかで包括センターに私が相談に行ったと当時伝えたけど覚えてる?

 

f:id:masakahontoni:20180823161709p:plainそうだったかね。

 

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainうん。先週その人から電話あって「1年経ちますがその後どうですか」と聞かれ「これこれしかじかですが、最近物忘れが多くなったと本人が言ってす」と応えた。そしたら、来週近くをまわるのでその時、訪ねてもかまいませんか?」と言われ「ええ、どうぞ」と応えておいた。そして、日曜の母さんからのあの電話でしょ、早速今日の朝電話して、私も今日これから帰省するので、と言う事になったよ。今日Y時頃と言っていたから、もうすぐ来るんじゃないかな。

 

f:id:masakahontoni:20180823161709p:plainそうなの?あっもうすぐだね。

 

 

そうこうしているところへ、呼び鈴なる。挨拶もそこそこに奥まで入って頂く。

 

ここからは、主だったところを箇条書き風で(順不同)。

✔包括さんは質問を所々で織り交ぜるも、聞き役に徹する、母の話すままにうんうんと聞く、話の腰を折らない、などの気遣いが感じられた。

✔母のこのところの話を聞きながら、お薬手帳、実際の処方薬など手元で照らし合わせたり、メモに書き取ったりする包括さん。

✔母の年齢、私、妹の年齢、出産したのは何年前、結婚したのは、など所々に質問織り交ぜ、母から話を引き出していた。母も饒舌にあれこれと話し、こういう会話は私にはちょっと無理かな、と思う。(それにしても、母から父との馴れ初めについてまで聞かされたのは生まれてこの方一度もなかった。そういうことは覚えているのね・・・。それにしても父さんのこういうところが良かった、とか、この人なら云々とか、上から目線のごちそうさま話にどういう顔をして聞いたらいいのか・・・当惑。)

✔救急病院処方の薬(20日分ではなく、5日分)が残りの錠剤の数から見て1錠あわない。つまり、1日に2錠飲んでしまったこと判明。

✔エアコンは使っているか、水はどのくらい飲んでいるか、食事はどうしているのか、排尿・排便はどうか、等々

✔同年代の人達が集って歩行運動、口腔ケア、諸々の活動への参加を勧めら、母も(表面上は)同意。それを含み、今後のケアプランを組むことをお願いする。

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出所:厚労省

(その2へ続く)