それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

問われる”覚悟” 一通の葉書から

f:id:masakahontoni:20180901202936p:plain<BPSD(行動・心理症状)、そして問われる覚悟>

 

とある親戚のTさんから連絡があった・・・

母が骨折入院の際も見舞いに来て頂いた。日常の接触があるわけではないが、遠方ながらも、母のことを思いやって下さっているのだろう。

Tさんの職業は医療関係、とだけ記しておきます。

骨折入院前後の母の挙動については、既にお知らせ済み。

 

f:id:masakahontoni:20180824131616p:plain先日、お母さんからお葉書もらいました。しっかりした内容で安心しました。この暑さでもなんとかやれているのかなと思い連絡しました。

 

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainお気遣いありがとうございます。ただ、母は、MCIの状態から認知症の段階へ移行した、と判断しております。

(これこれしかじか、とこれまでの推移を説明報告)

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plainつい先日、逆流性食道炎と思われる一騒動をきっかけに初めて包括さんに実家まで来てもらい、今は通所サービス受けるべく段取りをしているところです。ただ、母がその集いに果たして本当に参加してくれるのか、今までの如くちゃぶ台返しとなるのか、そして症状が一気に悪化するのか、戦々恐々としています。

 

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plain先日の騒動然り、また、1年余り前の物忘れ外来受診拒否の件然り、なぜこれほどまでに母が検査を遠ざけるのか未だ私にはわかりません。

私には、それが結局 自分で自分の首を締めているとしか見えませんし、母をこれまで説得できなかった私自身も、結果としてそれに加担しその首を絞めているもう一人という思いがつのるばかりです。

 

f:id:masakahontoni:20180824131616p:plainそうですか・・・葉書からは計り知れない状況のようですね。

BPSDによって、本人、その周縁に不要な負担がかからないよう対処するのが、治療的にも必要かもしれませんね。

どこまで一人暮らしを維持できるか、本人の意向を大切にし、という思いは尊いものとはいえ、本人・家族の負担を考え、無理のない時期に、第三者の手に介護を依頼することが必要になって来ますね・・・その時はそう遠い先のことではないかもしれません。

 

f:id:masakahontoni:20180824131616p:plain包括支援センターに入ってもらったということは、大きな一歩です。

今後、何かの出来事、例えば、転倒、徘徊、もの盗られ騒ぎ等、を契機に入所の動きを勇断すべきで、そういう覚悟を包括センターの担当者に伝えておくことが必要かもしれません。

本人の意向を尊重するあまり、事が起きてからの動きが遅れ、タイミングを逃してしまうことも心配されます。自宅療養の限界を、包括センターと家族の間の共通認識として、「こんなことが起きたらどうする」、「こういうことになったらこうお願いします」という打合せをあらかじめ行っておいた方がいいかもしれません。

 

さあ、どうする!真坂本当似!

 

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情報源: 中核症状とBPSD | 認知症の生活への影響は? | 認知症相談ナビ