まずはショッピングセンターの駐輪場へ。書店で30分ほど暇を潰し、そこからクリニックまで歩いて行こう。
そう算段したとおりに動いたつもりが予定より早く到着。
そのクリニックは幼稚園につづく裏道の通り沿いにあった。
指示された「予約時間の10分ほど前」より6~7分早く着いたのは、丁度小降りになり傘を差さすことなく視界がひらけていたせいか。
グーグル先生のお力を借りることもなくあっけなくたどり着く。
開いたままの正面ドアを入ると、迎えに立つ事務員の方と目が合った。
こんにちは。予約した真坂です。
と告げると、番号札を渡され、同じ番号の張り紙のある椅子に座って待つよう言われる。
待合室、といっても正面ドアを入ってすぐ、受付横にある踊り場、といった場所、に長椅子が3つほど並んでいる。
”今時”の待合室はどこもこういう風なのか、この1年あまり医者の門をくぐらなかった私には新鮮・・・
その長椅子には、隣同士の飛沫を防ぐ為、アクリル板が設置されていた。
コロナ云々の話が持ち上がってから医者を避けること1年あまり。
考えてみればお久しぶりのクリニック。
定期検診の類いは行いたいけど、できることなら今暫く医者通いは控えたい、と思っているが、明日何が起こるかわからぬワクチン接種の為、今日の受診。
高齢層への接種がすすみ、他の層への接種開始へ向けクーポン券(接種券)発送が多くの自治体で開始され間もない。
偶々このクリニックが接種券発送前から予約受付をはじめたのをネットで見つけ、予約。
数日後接種券の配送が行き渡るタイミングで、このクリニックでは7月中の一般(=かかりつけでない人)の予約枠が埋まった。
やれやれと思っていたところへ、今度は大阪辺りでワクチン供給が足りず予約受付中断へと報じられる。
そこから、次から次へと各地で似たような話が持ち上がりはじめ、当地でも新規の予約受付が中断、先の見通しは不明という。それでも、他では予約済みのものまで一旦キャンセルとなる自治体もあるという。
国の供給が間に合わないから、と伝えられているが果たしてどうか、それだけなのだろうか?
ここ数日のドタバタの最中、こんな↓ニュースが流れていた・・・けど、
関西大学 ワクチン2510回分を廃棄 冷蔵庫の適正温度管理できず
職域接種を進めている関西大学が、冷蔵庫の不具合で適正な温度を管理できなかったとして、ワクチン2510回分を廃棄したと発表。
まぁこんな状況だし色々あるさ、冷蔵庫もやっつけ仕事だったのでしょう。
おやっと思ったのはそこではない。
6月21日から学生や教職員などおよそ3万5000人を対象に職域接種を進めているが、確保しているワクチンの数に余裕があるため、今後も接種を予定どおり行うとしている。
えっ、余裕って、どのくらい余裕見て発注しているのだろう?2500回分だめにしてもまだ余裕・・・つまり5000回、いや1万回分ぐらい余裕みてた?
職域接種を行う場所は大口だけでも少なからず、それが皆さん余裕見て発注したら・・・5000回x100件なら50万回分、1000件なら500万回分・・・。
それもこれも、数、とか、データ、とか、集計、とか、全て結局は、人の手に頼る、日本の”事情”による問題?
大丈夫、日本人は優秀で器用だから、うまいことできちゃうんだよ、だってデジタルってよくわからないから、面倒だから・・・と先送りしてきたツケが回ってきてるだけなんじゃ?
では、接種券と予診票を頂きます。身分証明書はありますか?確認させて頂きます。
ご希望の方はカロナール錠のご購入が可能ですが如何されますか?
ワクチン接種で痛くなるぞ!熱が出るぞ!と脅かされ、いくつかの薬が品不足となり街角から姿を消している。
当院で手に入りますよ、ということなのだろう。多分、それなりの需要があるのかもしれない。
感染したときの備えに、なんとか濃度計やらタイレノール錠やら、半年ほど前にそろえたものがある故、丁重にお断り。
あとは回転鮨の如く、問診→注射→様子見のため待機、と順に流れ、何滞ることなく1回目の接種終了。
3週間後の接種日が記入された説明書を渡されクリニックをあとにした。
果たして2回目の接種は滞りなく遂行されるのだろうか・・・。
痛み止めや熱さましは、たいていの人が一度は使ったことがある薬だと思います。今回のテーマであるタイレノールとカロナールは、こうした薬の中でも使い勝手の良さから汎用されるものです。
一方で、どんな薬にも使用上の注意点があるものですが、これらの薬の場合は「量」が特に重要です。こうした内容について、これから説明します。