母の住まう施設(介護付き有料老人ホーム)の面会禁止は続いています。
そのような状況下で認知症の症状が悪化するという話も聞きます。
面会に来ていた家族がパタリとこなくなったことで、不安を募らせたり、私は捨てられた、と悪い方へ悪い方へと独り合点してしまう入所者が増えるのかもしれません。
その一方、会えないことで、入所者の家族のストレスも大きくなり、なんとかならないかと施設に問い合わせるケースも少なからずあるのでしょう。
それでも、私はこの状況をそのままに受け入れることを選択しました。
それは私が「冷静」だからではなく、単に心が「冷」だからなのだと思わざるを得ません。
施設からは毎月、費用明細書の他、介護サービス計画書、リハビリ計画書が郵送されてきます。
ひとつ気になっているのは、計画書に毎月のように記されている「帰宅願望が時々に見られる」という一文。
帰宅願望はコロナ騒動前から母が見せていたもので、突然今になって起きた症状ではありません。
が、この状況下でそういった”衝動”が大きくなっている可能性は十分あります。
百戦錬磨の介護士さん達が、場面場面でうまいことはぐらかしてくださっているのでしょうが、ちょっとしたきっかけでそれがエスカレートしないとも限りません、
いや、ひょっとすると、エスカレートしてしまっているかもしれません・・・。
電話で長々と施設の方々の時間を奪う話題ではないので、施設長宛に手紙を送ることにしました・・・。(昨年末のことです)
- 手紙 令和2年末・・・その②へ続く -
帰宅願望場面における認知症ケアの考え方(pdf)ー認知症介護情報ネットワーク
認知症の親が帰宅願望を示してしまう-介護の教科書