それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

「ヒト歯周病の歯茎でアミロイドβ産生」

九大大学院と中国吉林大学の研究グループの共同研究で;

ヒトの歯周病の原因菌ジンジバリス菌(Pg 菌)を慢性投与したマウスの肝臓に、アミロイドβが産生されていることを初めて発見

 

今回の研究により;

  1. ヒト歯周病患者の歯茎に脳内老人斑成分 Aβ が発現されること
  2. 歯周病菌により肝臓における炎症を起こしたマクロファージが アミロイドβ を産生すること
  3. カテプシン B が歯周病菌による惹起された炎症マクロファージにおける アミロイドβ 産生の原因酵素となること

を初めて明らかにした。

 

研究者からひとこと:

ヒト歯周病の歯茎からアルツハイマー型認知症の脳内老人斑成分が産生されることに大変驚きました。アルツハイマー型認知症の予防に口腔ケアはとても重要です。

 

■効果・今後の展開

 アルツハイマー型認知症は長いスパンで進行する病気です。

 発症する 25 年前から アミロイドβ が蓄積され、15 年前から海馬の体積は減少し始めます。発症 5 年前にはさらに海馬の体積減少が進み、「物忘れ」が始まり、発症してから 5 年以内には要介護となります。

発症時では海馬など脳実質の萎縮が進んでしまったため、現在根本的な治療法は開発されていません。

 今年の 6 月に政府が決定した「認知症対策の新大綱」に従来の「共生」に加え、発症や進行を遅らせる「予防」に初めて重点を置き「70代での発症を10年間で1歳遅らせる」という初めての数値目標を挙げました。

このような背景でアルツハイマー型認知症の発症を遅らせる「先制医療」としての歯科医学アプローチは大きな意義があると考えています。

 今回の研究により歯周病菌感染が全身の炎症組織における アミロイドβ 産生を誘発することが明らかとなり、現在全身で産生された アミロイドβ の脳内への輸送可能性についての解析に取り込んでいます。

 カテプシン B が歯周病と関連した脳と全身における炎症および アミロイドβ 産生・蓄積に関与していることから、経口投与可能なカテプシン B 特異的阻害剤の開発が期待されます。

 

 

歯周病とアルツハイマー病の関連性を耳にするのは初めてではありませんが・・・

初期段階で自覚症状がないだけに、歯磨き+予防の為の検診はどうやらMust事項と考えていた方がよさそう。

一つの論文・研究結果に過度に反応するのも慎まなければなりませんが、「それでなくとも」歯周病=万病の元とも伝えられており、対策を講じることは無駄ではないと私は思っています。

歯周病が全身に及ぼす影響。

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出処: 日本臨床歯周病学会 | 歯周病が全身に及ぼす影響

 

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