それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

連帯保証人で・・・


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K病院での面談終え、妹に次第を報告した。


f:id:masakahontoni:20180823154054p:plain(これこれしかじか)
ところで、支払いは母のゆうちょ口座引き落とし、次回見舞い時に母には必要書類に記入してもらうつもり。

そこで、取り急ぎ処理することあります。保証人欄への記名捺印ですが、3番目のところに貴女の名前が必要です。そちらへ書類を送付し、記入後 折り返してもらうか、こちらで代筆するか、後者の場合、記載内容をそれぞれの項目についてメール連絡下さい。
なお、一番上は母、2番目身元引き受け人欄に私の名前が入ることになります。

 

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信じてないということではないですが、紙媒体に個人情報記載することに非常に神経質といいますか、取り扱いにおいてはよろしくお願いします(流用とか思っているわけではありません)。提出前の記載紙面も画像で頂けると助かります。

正直、”連帯“保証人 欄・・・結構抵抗あります。人生において 必要時に親にも頼んだことなかったのに・・・ここに来て親に対して書く羽目になろうとは夢にも思いませんでした。
(昔学生時代1人暮らしの賃貸契約際に母にそれとなく打診相談したら嫌そうだったので頼むことは一切しないと決めた事があります。その時もそういえば本当似も母さんと同じだと引き合いに出していたのを思い出しました) 


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『兄さんも母さんと同じだと その時引き合いに~』→この話は初耳ですね。私の記憶では、そちらでマンション購入の予定があり保証人が必要だという うちわけ話を電話で母から聞いたことがあります。あなたが学生時代にそのようなやりとりがあったということ自体、今回初めて聞きました。

 

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本論ですが、
あなたには、「拒否」という選択肢もあります。

  1. 自らは保証人にならない & 他人に保証人になるよう求めない
  2. 自らは保証人にならない  &  他人に保証人になるよう求めることもある
  3. 自ら保証人になることもある  &  他人に保証人になるよう求めることもある

いずれであっても、それはその人固有のポリシー・生き方でもあるので、尊重されるべきだと思います。お金の貸し借りと同じですね。

  1. 貸さない & 借りない
  2. 貸さない & 借りることもある
  3. 貸すこともある & 借りることもある

それら固有のポリシーに対し賛同する人、文句を言う人、様々いるでしょうが、それもまた個々固有の考え方であり自由です。

私は1)のようにありたいと考える一個人ですが、何度か保証人になったことがあります。
 ・母がN病院に入院したとき(1度目の骨折時)
 ・母がT病院に転院したとき(1度目の骨折時)
 ・母がS病院に入院したとき(今回の骨折で)
そして、今回のK病院、ということになります。

保証人になることに神経質になるのは当たり前で、色々気にされるのは少しもおかしいことではありません。
私とて、先に挙げたそれぞれにおいて何気なく保証人になったわけではなく、単に「親子だから」という理由で保証人になったわけでもありません。

後期高齢者である母の場合、「後期高齢者医療制度の自己負担限度額」の適用を受ける立場にあります。よって、その上限額を超えて入院費がかかる(*)ことはありません。
実際には、入院費の他に、食費(通常数百円/日)+身の回り品レンタル料・洗濯代(パジャッマを借りたり、おむつを支給してもらう場合等々)が加算されます。

ああ、その程度だったら問題ないな、何が起きても大丈夫だな、とあらかじめ腹づもりをもってテーブルにつきサインをしています。(とは言っても、実のところ入院患者たる母が実際に都度支払うことは物理的に不可能で、これまでも実際に負担したのは私です。勿論、それは連帯保証人として支払いをしたわけではありません。)

K病院についていえば、地域包括ケア病棟(**)に属し、原則入院期間は60日です。よって、おおよそ総額でどの程度かは事前にわかりますし、(ここは個人により見方が色々あっていいと思いますが)いってみれば”それなりの”額・・・しかも、母の口座から引き落とし・・・ので、私は保証人・身元引受人欄にサインをする腹づもりでいるわけです。

とは言え、事実上は、入院手続きをする、ということと、保証人欄にサインをする、ということはセット(=ルーティーンの手続き)となっているので、入院手続きに病院を訪れた近親者がテーブルについて 保証人欄にサインはできません、となれば「あなた何しにここに来ましたか」と笑い話になってしまいますが。

そもそも病院側においても、実際それが効力を発揮するようなケースも殆ど想定していないのかもしれません(個人的想像の域を出ませんが)。これまでお世話になった病院では保証人1名のサインで事足りていましたが、そこはK病院の考え方なのでしょう。

今回のことで色々気にし始める様なことになっては、それこそあなたが安眠できないことにもなりかねません。「提出前の記載紙面も画像で頂けると」で、その不安が完全になくなるわけでもありません。敢えて不安にさせようというわけではありませんが、私に何らかの邪な?意図があると仮定すれば、内容の異なるものを別に作ってしまうこともできるのです。でも繰り返しますが、そのようなことまでして私が得られるメリットはなんなのか、というと今の私には思い浮かぶことが何一つない、というのが正直なところです。

f:id:masakahontoni:20190312153146j:plain代筆、三文判でも連帯保証人として法的に有効と認められる必須条件は、その人がその契約を了承していた場合に限られます。つまり、そんな契約は了承していない、ことが「明らか」ならば、その代筆・三文判は無効です。その主旨を配達証明付きで私宛に送付しておけば、貴方に責が及ぶ可能性を更に潰すことも可能かもしれません。

今回知らせてもらった住所氏名年齢連絡先は、大分以前に母から聞いていたものと同一のものでした。あなたに何知らせることなく、了解取ることもなく、勝手にそれを記入してしまうことも(想像上は)あり得ますし、可能です。(勝手にそうしなかったのは、それが私の「個々固有の考え方」に反する行為であるからに他なりません)

でも、そこまでするなら、そこまで想定するなら、いっそのこと拒否する、というのもあるのではと思い、冒頭に選択肢として「拒否」があります、と記した次第です。

今回は連帯保証人として名を連ねることに同意しかねるというのが貴方の主たる意思であるということで、K病院側に説明してみようかと考え始めています。

それでK病院が納得するのか、それは即答できません。

そういうことなら受け入れできません、と病院側が言うなら、また振り出しから受け入れ先を探すこともあり得ますが、それは仕方のないことで、別の転院先についてS病院担当者との相談から再度始めてみようかと、これもまた私に課せられた運命かなと、また頑張ってみたいと思います。

(*)高額療養費

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(**)患者の流れは一般的に、搬送される確率の高い急性期病棟→回復期病棟→自宅もしくは慢性期病棟、となります。回復期病棟には日々リハビリ主体の生活となる回復期リハビリ病棟、それよりはリハビリ時間の少ない地域包括ケア病棟に分かれます。
現行、数多い急性期病棟に比べ、回復期病棟が少ないという問題があり、国はこれを2025年までに改善しようとしています(が、実現するかは?)。
最近では、週刊東洋経済2/9日号の特集で「高齢者医療が足りない地域」があげられています。そんなこともあり、母が地元のR病院に入れる可能性は厳しいのかな、と覚悟していました。

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初耳ですね。ビックリです。現在に至るまでマンション購入など 親に言ったこともありませんし考えたこともありません・・・。
多々双方に双方が話したかのような情報が渡されていることに恐ろしさというか・・・“連帯保証人の話”とか”結婚に対しての反対意見”などなど・・・衝撃です。

連帯保証人欄への記入については、拒否はありません。個人情報漏洩がよく言われてますが有名どころでいくつか状況について耳にしていたので念のための記載でした・・・。

 

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(この案件自体は一件落着といったところか・・・。

ただ、母と妹の間にあいた大きな溝はかなりの深さだと再認識させられた。その場に立ち会っていたわけでは無いので前後の脈絡も場の雰囲気もわからぬが、案外、母自体が妹の”申し出、願い”を正確に理解できていなかった、もしくは誤解していた、そこで口走ったことが妹を更に傷つけた・・・という展開なのかもしれないが。

癒えた訳でもない古傷が、何かの拍子にズキズキと痛み出してしまう様子なのでこちらも色々丁寧に説明交えながらことあるごとに対処していくべきなのかもしれない・・・。)