それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

母と、そして 包括さんと

煮え切らない状態が続くも、"取りあえずは"包括さんに御報告。(ーーー線以下)

 

f:id:masakahontoni:20180823160249p:plainここのところ母への週”慣”お伺いで話す内容はほぼ同じ、とは言ってもそれは私にとって「いつも同じ」なのであって、

母にとって「いつも同じ」という感覚が果たしてどれだけあるのかは わかりません。

 

かなうなら母には、できるだけ多くの部分「いつもと同じ」と感じて欲しいのですが、そもそもそんな状態なら(だったなら)、現状もないわけで。

実際は、何度も繰り返すことで、限定的であれ、記憶にとどまるよう、しつこく、「十言って、一つでも記憶に留めてくれれば」・・・それが、私自身勝手に自認し母に対して行ってきたことであります。

 

以前でしたら、あまりにも対照的な世界に居る母のあれやこれやに神経をとがらせ、衝突もエスカレートしていたに違いありませんが、「ああそういうものなのだ」と思うようにしてから、この意図的にこしらえた距離感での小康状態に、はからずも私自身が慣れてきた、そんな狭間/境界なのだと思っています。

 

狭間/境界、と書きましたのは、もしかすると、多分、また次の、あるいは、別の、山が来る可能性は覚悟せざるを得ないからです。 

そうなれば、またそれに合わせた相対し方を見つけるしかありませんが。

 

ある種の小康状態が続く中、様々な本に目を走らせ、いくつかのコミュニティで交わされる事柄を眺めてきましたが、何が起こるともしれないこれからに思いをつのらせても仕方が無いので、その思いの逃がし場所として、ただただ、目先の一つ一つの課題?をクリヤーすべく、(私にしては)粘り・相対し続けた2018年後半でした。

 

f:id:masakahontoni:20181219172001p:plain年の瀬だ、新年だ、という実感は例年同様ありませんが、それでも時間の進むのが早く思えるのが師走時。

今年もあと、まさかの、10日あまり。

公私ともに山のようにすべきことが残っており、(これまた例年同様)焦りを感じはじめたこの頃です。

 

ーーーーーーーーーー

 

ー包括さんへー

f:id:masakahontoni:20180823154054p:plain

先週に引き続き、今週も月曜日、歯医者へ行くことになっていると申しておりました。治療の見通しはどうなのか医師に尋ねてみたらどうか、と毎週のように促しておりますが、歯茎の型を取ったと言う先週から特になにか新たな治療が行われた節は感じ取れませんでした。3ヶ月近く経過して、このままでは年越しかな、と投げかけると、本人も「今のままでは噛み合わせる度に、むき出しの歯茎に相対する歯があたって痛い」と不安な様子。それでも私から直接、歯医者に連絡を取るのは嫌なようで、次回(本日)いつ部分入れ歯ができるのか聞いてみると、申しておりました。


B通りのデイサービスに一緒に行こうか?と引き続き今回も誘ってみましたが、やんわりと断られました。ただ、お試しで行くこと自体に関しては受け入れつつあるのかな?という雰囲気は今回も感じ取れました(母の機嫌にもよりますが)。

また、前回の;

  • Aさんから「デイサービスなど行ったら老け込んでしまいそう」
  • 私の身体の何処が悪いというわけではないのだから・・・・

といった言い訳も今回はでませんでした。

 

 前回、母との会話で感じたことですが、B通りの施設、と表現してしまうと、”施設”という言葉が老人ホームを連想させ、何か特別な場所とのイメージにつながっているような気もしますので、今回から”施設”という単語は使わないことにしております。

 

以前、包括さんから「なにか二人で出かける途中で、偶々B通りに立ち寄る、のはどうでしょう?」という知恵も頂いておりますが、元来、母は極度に出不精ですし、二人で外出といったケースもこの数十年間全くありませんので、私が同行するにせよ、何月何日に二人で朝から送迎車に同乗して、という方法をとることになると思います。

本人が”その気”になり、一人で(少なくともお試しで)行くことになれば、それに越したことはありませんが、本人が日付を決めるまで待っても延々と現在の状況が続く気がします。あらかじめ日付指定の上、その日に行ったらどうか、という方向にならないか引き続き、話を持ちかけてみるつもりです。

 

f:id:masakahontoni:20181217104219p:plainなお、包括さんの方から「デイサービスで出る昼食も、皆さんそれが楽しみで行っているようですよ」と聞いたがと、本人申しておりましたが、「それはいいんだけど、歯が抜けたままでは噛み合わせができないから食べたいものも食べられない」と・・・新たな「理由」を聞かされることとなりました。