定例の週"慣"ご機嫌伺い電話の日です。
なぜか今日は母から昼前に電話、留守電の内容を聞いてみると、
わたしだけど、先日わたしのメガネを変えるようなことを言ってたけど、今のメガネで十分見えているので、その必要はありません。わたしのことを心配してくれるのはわかるけど、新しく買う必要はありません。
とだけ吹き込まれ、例によって、一方的に(といっても留守電だが)電話を切った様子が偲ばれる。
やれやれ、そうはいっても、エアコンの動作ランプの点滅、今のメガネじゃ判別できなかったよね、とも頭に浮かぶが、当然、そんなことはもう記憶していないのでしょう。一頃の私ならイラッとしていたかもですが、フーッと深呼吸、"心配しいてくれるのはわかるけど"という言葉が入っただけ母としては精一杯かな、と達観することにした。
昼が過ぎ、ご機嫌伺いの電話をいつものように私の方からかけてみる。
メガネの話題が上ることはなかった。記憶にない、というよりは、多分、他に心とらわれる出来事があったからではないかと推察。
というのも、腹が痛い、と言う。電話の受け答えを聞く限り、どうしようもないほどの痛みでもないようだ。
少々驚いたのは、常備薬がない、ということ。
ちょっとした胃腸の薬なりないのかと聞くと、ない、という。
かといって、何百キロも離れた私がこれから電車を乗り継ぎ薬を届けに行く、というのもあまり意味がないことは、母も納得。
ただ、いつものごとく、「はっきりしないと、不安がつのり、落ち着いた判断ができなくなる」気が少々出始めたかな、という状態。
そんなわけで、明日は成人の日で、公民館で集いがあるけど、行けないね。
母さん、それ成人の日でなくて敬老の日ね、いくら何でもそんなに若くないでしょ。まぁ、無理していく必要もないけど、明日どうなるのかを今から悩んでも仕方がないね。
今日は、とりあえず、常備薬があるなら飲む、静かにしている、ことだね。先のことを悩んでも仕方ないね。
そうだね
と話して終了。
明日月曜日は敬老の日、その翌日は・・・決戦の火曜日、だ。
また雲行きが怪しくなってきた。
事情が事情とはいえ、
「母の様子と、秋の空」
ということか。
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と書いているところへ樹木希林さんの速報が入ってきた。手術を嫌がり片目を失い、最近は大腿部骨折と報道されていた。
骨折、やはり怖い。