それ 認知症かも

認知力の衰えを頑なに否定する年老いた母。それを反面教師に自らのこれからを考える息子。

妹へのメール 2018/08/12(日)”母さんはMCI”

2018/08/12(日)

 妹へのメール

『1)以前お伝えしたかもしれませんが、多分骨折前から母はMCI/軽度認知障害の状態にあると思います。

骨折入院での三食昼寝つき状態、退院後の閉じこもり生活(人との社会的接触が極めて少ない+膝痛有り運動もほとんどしない+奥歯がぐらつバランスのとれた栄養摂取ができていない)を続けていることに加え、頑として物忘れ外来受診を拒否することで、状態が悪化する可能性はあれど、改善する可能性は極めて少ないと推察しています。

MCIの状態にある内に処置をすれば更なる進行を遅らせる事もなきにしもあらずと、一年余り前、退院後すぐ、ここが正念場・分岐点と思い色々と画策したのは、"今やらねば母はオリンピックまでもたないかもしれない"、という漫然とした"悪い予感"がしたからです。今回帰省した折には、そのことも含めいっそのこと全て話してしまおうかと心の準備をしています。

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2)これも今回の帰省中、母に伝えるつもりですが、母は自らの感情の制御ができません。これは認知症云々の心配をし始める以前からの母固有の"習性"であると思っていますが、MCIで更にそういう部分が増幅された部分はあるのかもしれません。

数少ない同年代の友人との接触もほとんどない、自ら新たな集いに参加することもしない、他愛のないおしゃべりでストレス発散の場もない。結果として、夕刻、横たわりながら悶々といつも同じ事に思いを巡らせる。

 

私はキツイ性格なので、性格そのままに全てを母に"こんなひどいことを言うのは今回が最後にさせてほしい"という言葉と供に相当ショッキングなことを母に言うつもりです。

私と母の価値観の違いから、お互いの性格からして正反対であることも、また、なぜあの時、土下座をし受診を勧めたのかも、そしてその時母が言い放った"あなたとは縁を切りたい"についても、全てをです。

そして、今回の帰省を境に、もっと楽しい話しを、もっと前向きの話しをできるような関係を果たして築くことができるのかと問いかけたい、と計画しています。』